2013年4月26日金曜日

あの、シシリーの講座です

3学期が、怒涛のように始まった。
この1週間で、もう1ヶ月分の濃さかもしれない。

印象が薄くなりそうだが、感動の月曜日。
私が導かれるようにここに来た本の著者、シシリー.ベリーの
講座があった。今でも、毎日、ストラスフォードアポンエイボンで
ロイヤルシェークスピア劇団に教えているという。
(凄い。)
あらかじめ、指定されたテキストが、いくつもあってそれの準備だけ
でも、アップアップだったが、当日さらにもうひとつテキストが加わった。
ハムレットや夏の夜の夢、ブルータスの台詞を次々とみんなで読んでいった。

シシリーは、足が弱くなったようで、ステッキをついていた。が、その杖が
また、「はじめ!」の合図としてよく使われていた。
テキストの読み方の指示を出し、分かった?と尋ねたら、すぐに自分が
立って、杖で床を叩く。みんな、その勢いに押されて、一斉に飛び出すー
の繰り返しで、あっという間の2時間だった。

コースリーダーのジェーンに、コースの初めに、シシリーは来るのかと
尋ねた私だった。「ええ、3学期にきてくれるわよ」といった、
その日が、今週の月曜日だった…。
その事を思い出して、また感動した。シシリーとみんなで写真を撮ったとき、
シシリーにお礼を言って、「私、日本から来たの」というと、
「ええ、気づいたわ。」といって、握手をしてくれた。
他のみんなも話したかったから、それっきりで、「どうして、わかったの?」
とは聞けなかったが、少し個人的な話ができた。

シシリーとの講座は、コースのいろいろなアンバランスさへの個人的な
思いを払拭してくれるような、パワフルな、そしてすっきりするものだった。