2012年2月18日土曜日

詩ライブ3、18 in 伏見・3、21 in 名古屋 です!

詩のライブ~Poetry Reading~茨木のり子著“おんなのことば”Vol.1

 “心が真っすぐになる”-声にのせて届けたい詩集-セカンドライブ

詩集 “おんなのことば”に収められているきっぱりと凛とした詩には心がスクっと真っすぐになり、コミカルな詩には力が抜けて苦笑にも似た笑いが込み上げてきます。幅広い詩が格調高い言葉から普段使いの言葉までふんだんに盛り込まれ、自在に織り上げられたアンソロジーを声にして、音楽と共にお届けする詩の“ライブ”です。
昨夏のライブでは大勢の方にお越しいただき、Hirokoの声を通して茨木のり子さんの詩に触れて頂きました。今回のライブではCDに収録した作品のほかに、先のライブでは発表しなかった詩集後半からの詩も数編お届けします。

朗読 Hiroko   ピアノ演奏 倉さと子 
日時 2012年3月18日(日) 13:00 開場   
13:30-14:30 詩ライブ
14:40-15:30 お茶タイム

場所 みんなのカフェちいろば
Tel: 075-643-2476
京都市伏見区深草直違橋4-370 
最寄駅:京阪藤森駅北改札口徒歩約2分
http://cafe-lil-donkey.blogspot.com

料金 2500円(お茶、お菓子付き)
主催・申込先 朗読応援団 FLOWERS
Fax: 0774-65-3847
E-mail: ZVA07475@nifty.ne.jp (受付・金折)
受付開始日 2月5日  受付締切日 3月15日
☆定員 25名 (大人対象。定員になり次第締切とさせていただきます。)
☆当日、CDの販売もいたします。
☆途中入場はライブの妨げとなりますので、ご遠慮下さい。


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詩のライブ~Poetry Reading~ 茨木のり子著“おんなのことば”Vol.1
   
 “心が真っすぐになる”-声にのせて届けたい詩集-

朗読 Hiroko   ピアノ演奏 倉さと子 
日時: 2012年3月21日(水) 10:15 開場
10:30-11:30 詩ライブ
場所: 名古屋女性会館  文化活動室
      地下鉄名城線東別院下車①番出口東へ徒歩3分
料金: 2000円
主催: オイリュトミーアンサンブルわ
申込先: fax: 052-807-7066     
     E-mail: pipin-piyodori@softbank.ne.jp(受付・影島)
受付開始日: 2月5日  受付締切日 3月15日
☆定員: 45名 (大人対象。定員になり次第締切とさせていただきます。)
☆当日、CDの販売もいたします。

2012年2月9日木曜日

‘西へ向かって歩いて’ by デニス レバトフ

Stepping Westward             
        by Denise Levertov       
What is green in me,           
darkens, muscadine. 
           
If woman is inconstant,         
good, I am faithful to           

ebb and flow, I fall  
in season and now    

is a time of ripening.   
If her part   

is to be true,   
a north star,    

good, I hold steady   
in the black sky    

and vanish by day,   
yet burn there   

in blue or above    
quilts of cloud.   

There is no savor  
More sweet, more salt   

than to be glad to be           
what, woman,                

and who, myself,              
I am,  a shadow              

that grows longer as the sun       
moves, drawn out              

on a thread of wonder.           
If I bear burdens              

they begin to be remembered        
as gifts, goods, a basket         

of bread that hurts             
my shoulders but closes me         

in fragrance. I can            
eat as I go.                 


西へ向かって歩いて
            デニス レバトフ

何か 緑色のものが 私の中に
濃くて 野生のぶどうのようなものが

もし女が気まぐれと言うなら  
いいわ、私の誠実さは

まあ満ち足り引いたりね、さあ
季節が来た、今が

熟す時よ
もし一部でも

真実であるなら
北極星ね

いいわ、しっかりと
暗闇の空にいて

そして昼になると消えるの
でもまだそこで燃えているのよ

青色に それとも はるか
切れ切れの雲の上でね

面白みがないわ
もっと甘く もっと塩味をきかせて

である喜びよりも
何である、 女である

誰である、 私自身である
私である、  影が

長くなっていく 太陽が
動くにつれ、 引き伸ばされる

不思議な糸の上で
もし私が重荷を運んでいるなら

思い出されてくる 
贈り物や品物のように、ひと籠の

パンのように それで痛めたの
肩をね でもすぐ近くにいて

香ばしく香り立った だから
歩きながら食べられたわ