この声帯での音源づくり「喉頭原音」が、どうも教えきれなくて
効果も成果も今ひとつ...ずっと課題でした。
と思っていたら、先日、元来声帯が弱いという方の個人セッションで、
はぁ~、こういうことかと、わかった事がありました。
この「サイイン&サイアウト」とは、そもそも、
NYのボイス実践者リンクレーターがよく使っていたエクササイズで、
ため息で呼吸をするという意味です。
実際には、腹部を弛緩したまま
横隔膜を動かして呼吸するのが目的で、
ため息で息を入れ、ため息で吐くェクササイズです。
弛緩した骨盤底筋までインパルスが落ちて、そこから出したいピッチまで
一気にジャンプ~!シーソーのような、反動を使う感じです。
そして、横隔膜に自分の顔があって、その口がにっこり笑って開くイメージで、
ぷくっと音が上がってくるようなため息が、口頭原音です。
勢いよくピッチを上げても、力を抜いて
声帯には優しく優しく呼気エネルギーを当てる。。。のが、狙い。
この一連の動作で、それぞれに力を使い方、方向性を意識して
正確なピッチを優しく当てる。。。「サイイン&アウト」の練習。。。
この練習の効果を速攻で初めてみたのが、先週のこと。感動しました。
彼女の声がとても柔らかくなったんです。
これによって、声帯へのアタック(=グロタルアタック)がなくなるんだと、
つくづく理解しました。
いいェクササイズだな~