2011年12月1日木曜日

NYからの近況

去年の今頃滞在していたNew Yorkでは、10月終わりのハローウィンから感謝祭、
NYマラソン、クリスマスとイベントが目白押しで、毎日とっても忙しかった…と
ふと思い出していたら、ルームメイトのちあきさんから近況が届きました。
彼女の素敵なブランドが日本でも販売されるそうです。
デザインがシンプルで、洗練されていて、とてもおしゃれです。
以下、彼女からのメッセージです。


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このたび、私のブランドWADA-AFRICAの商品の一部が、
日本のアフリカ物を扱っているオンラインストアで販売されることになりました。
一度覗いていただけるとうれしいです♪
ショップの名前は、『SUZUADIZ』です。
日本在住の朋子さんはガーナ人のダンナ様がいて、
センスの良いアフリカンテーストの品揃えをされています。
http://www.suzuadiz.com/
WADA-AFRICAが少しずつ日本に近くなっていくことができて、
本当に有り難く思います。
PEACE and LOVE,Chiaki
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2011年11月18日金曜日

アフリカ哀歌 by ベンオクリ

An African Elegy

We are the miracles that God made
To taste the bitter fruit of Time.
We are precious.
And one day our suffering
Will turn into the wonders of the earth.
There are things that burn me now
Which turn golden when I am happy.
Do you see the mystery of our pain?
That we bear poverty
And are able to sing and dream sweet things

And that we never curse the air when it is warm
Or the fruit when it tastes so good
Or the lights that bounce gently on the waters?
We bless things even in our pain.
We bless them in silence.

That is why our music is so sweet.
It makes the air remember.
There are secret miracles at work
That only Time will bring forth.
I too have heard the dead singing.

And they tell me that this life is good
They tell me to live it gently
With fire, and always with hope.
There is wonder here

And there is surprise
In everything the unseen moves.
The ocean is full of songs.
The sky is not an enemy.
Destiny is our friend.


アフリカ哀歌

我々は奇跡だ 神が創り出し
時代の苦い果実を味わう
我々は尊い
いつの日か 我々の苦しみが
地上の驚異となるだろう
私を苦しめる事は ほら
私が幸せになると金色に変わる
苦難の中に神秘がある わかるだろうか?
我々は貧困に耐え 歌うことができる
素敵な夢見ることができるのだ

だから 心地よく吹く風に
恨み言を言わないだろう?
おいしく熟れた果実に
水面をやさしく飛び跳ねる光に
我々は苦痛の中でさえ感謝する
すべてに黙って感謝する

それゆえ こんなにも
我々の歌はやさしいのだ
そのやさしさを空気は覚えていてくれる
物事には隠された奇跡がある
それは 時間はただ前へ運ばれる 
ということだ
私はまた死者の歌声も聞いた

彼らは伝える この人生は善きものだ
寛容に生きるのだ と彼らは言う
情熱を持ち、常に希望を持つのだ、と
地上には不思議がある

そして驚きも
すべての中に
見えないものが働いている
海は歌でいっぱいだ
空は敵ではない
運命は我々の友人だ

2011年11月6日日曜日

私の好きな詩人1-ベン・オクリ

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「詩」について    
詩は時制で言うなら“未来”に結びついていると言われる。
震災後、人々が立ち上がるために沢山の歌詞が作られた。沢山の人が詩を書き、フレーズやスローガンを掲げた。人が立ち上がって進むために、詩が出来ることは心に夢や理想の種を植えることではないかと思う、詩はそのために存在するのではないか、と…。抽象的で曖昧模糊とした詩の世界が心に宿してくれる光や勇気は確かにあると思う。
*****

ということで、これまでたくさんの詩人の詩に触れてきて、私の好きだった詩人を幾人か挙げてみたいと思います。

最初に紹介するのは、ナイジェリアの詩人・ベン・オクリ。1959年生まれで小さい頃イギリスに住んでいましたが、一旦ナイジェリアに帰り、私がイギリスにいた90年代はロンドンに住んでいるらしかったです。詩人というよりは小説家として有名で、日本では、「満たされぬ道」と「見えざる神々の道」という小説が翻訳されています。「満たされぬ道」では1991年にブッカー賞を受賞し、彼自身では2001年に大英帝国勲章を受勲しています。彼の詩の中で私がもっとも好きな詩は、〝An African Elegy”という92年に発行された詩集の題名にもなったものです。次回、オリジナルと翻訳してこの詩を紹介しますね。

ところで、NYで通っていた詩の講義で、先生がこの人いいよ~と紹介してくれた作家もナイジェリア人でした。チアヌ・アチェベという英語圏では、“アフリカ文学の父”と言われている人で、「崩れゆく絆」という著書がいろいろな国で翻訳されています。この本読みましたが、彼の英語がなかなか入ってこなくて読むのに苦労しました。(トホホ…)

2011年10月24日月曜日

素敵な響き館

10月22日(土)15:30より、京都、宝が池にある大人のための絵本のお店“響き館”で詩のライブをしました。大人の方ばかりの落ち着いた空間で、みなさん静かに詩と音楽に耳を傾けくださりとても素敵な時間になりました。マイクを使ってこのライブをするのははじめてで、それもまた新鮮な体験でした。みなさん、来てくださってありがとうございました。
そして、響き館の福田さん御夫妻、ピアノの倉さん、スタッフのみなさん、本当にありがとうござました。

響き館HPにも公演の様子が載っています。http://hibikikan.com/event

この日は朝に雨が上がり、お天気は回復したかに見えましたが、ライブの最中にゴロゴロ鳴り始めて、最後のお客さんが帰る頃にはどしゃぶりになりました。そして、私たち出演者とスタッフが帰る時には歩道は川のよう、駅まで歩いたらみんな全身ずぶ濡れでした!




すみません…当日の写真がありません。でも、何か写真がほしくて!これはお天気のよい日に撮ったNYプロスペクトパークでの写真です。手にしている本が、茨木のり子さんの‘おんなのことば’です。

2011年10月1日土曜日

10月のライブ情報

10月22日(土)京都の宝ヶ池にある
小さな絵本美術館カフェ「響き館」でライブがあります。
絵本や写真集などよく吟味された本が丁寧に飾られ、
木造のつくりがよく似合うカフェです。

日程など急にパタパタと決まり、
もうすぐ申し込み受付がはじまります。
定員わずか17名ですので、お早めにどうぞ。
ライブの後にお茶が出ます。
香りのよい紅茶、おいしかったです。


詳しくは、響き館HPでご覧ください。
お申し込みもこちらから。
http://hibikikan.com/event





ところで、
9月の終わりに六甲山に登ってきました。
お天気もよく気持ちのよい汗をかいて、
もちろん帰りは、
有馬温泉に入ってふぅ~と脱力…
いい1日でした。

2011年9月17日土曜日

ようやくの CD baby

世界中に自分のCDを販売、ダウンロードできるアメリカの会社、CDbabyがある。
たくさんのインディ・アーティストの作品を販売している。その数、約 200,000 人。
アーティストが 自ら登録し、約 300,000 タイトルのアルバムの在庫と、
2百30万曲以上をデジタル販売サービスに転送し、
毎月 100 万人以上のミュージックファンがここを訪れるという。

私は、CDを流通させるため必要な商品コードをここで取得した。
つまりバーコードのこと。日本だとJANコードが大半使われるが、
ここで登録したついでに取得するのが一番安上がりだった。

が、何がどうなっているのか、バーコードを取得してから、どんなに情報を
入力しても一向にCDがアップされない。何がおかしいのか…???
CDbabyに何度も問い合わせた。NYの友だちにもチェックしてもらった。
このやり取り、約2ヶ月。ふぅ~。
ようやく、2日前、「READY!」 という知らせが届いた。


 CDbaby http://www.cdbaby.com/
 検索ワード: Hiroko おんなのことば
     http://cdbaby.com/cd/hiroko1
 
 すごくたくさんのCDがあって、楽しいです。

2011年9月3日土曜日

劇の稽古の写真

これも届いた写真から…先生のレナードがシーンの解釈か役作りについて話しているらしい。写真には見えないが、相手役のハリソンに向かって話している。ハリソンと私は、母と息子、親子でした。今年4月のことなのに、なんだか遥か遠い出来事のように思える。

2011年8月21日日曜日

クラウンの写真

NYの演劇スタジオでクラウン(道化)のエクソサイズがありました。
先日、写真を送ってもらったので、一部載せてみます。

Taniaと私.
座った椅子によって泣いたり、笑ったり、隣の人の感情が伝染するんです。


これはAdam と。
楽しいことをしながら悲しむクラウンと楽しいままのクラウンと。
時々これを交替するので、終いには何をしているのかわからなくなりました。

2011年7月29日金曜日

詩ライブ


2011,7,18
台風がやってきていたこの日、傘を差して
雨にもめげず?!来てくださった皆さんと
しみじみと暖かい会になりました。
ありがとうございました。

2011年7月11日月曜日

これからのこと。


 フリーで仕事をはじめています。
 これからの活動をご紹介します。