2013年4月21日日曜日

詩人クラブ

こんなに詩の愛好家がいるなんて!
そう、ここはイギリス。どれだけ詩人を生んだ国か、忘れていた訳では
ないけれど、改めロンドン地域にある詩人クラブの数に驚いた。

リーと二人で、詩のリサイタルをさせてもらうために出した
メールの数は、合わせて40件。
そのうち返事をもらったのが、たった2件。
まあ、返事をもらっただけでも、幸運だったのかもしれない。

ところで、40件という数は、アドレスが記載してあった件数。
記載のない所を入れたら、この倍はあった。
クラブに所属せずに、詩を書いている人も、たくさんいる、らしい。

先週は、ロンドンの南、イーストクロイドンの詩人クラブに行った。
今週は、テムズ川を渡って、南東、ウェリングというところへ行った。
地元の図書館で活動をしている詩人の会だ。

どちらも年配の人が多い集まりだった。
そして、どちら会でも、とてもよくしてもらった。
お茶とお菓子をご馳走になったことを強調している訳ではない。
自分たちの詩を朗読する時間を削って、私たちの調査に
協力してくれたのだ。

リーは、こちらに来て初めて、学校以外の人の集まりに行ったと
言っていた。
学校の雰囲気とは、本当に違っていて、ほぼ全員がイギリス人で
地元民…。物静かで、ラテンの乗りはどこにもない。
イギリス人って、西洋人の仲間でない気がする、
というリーの意見にも納得する。

ただ、この雰囲気は、とても日本人に似ているなーと思う。
どこか親しみを感じる。

愚痴しか出なかったプロジェクトだったが、
最後、ちょっと学校の外に出かけて、
ロンドン郊外へミニ旅行が出来て、
親切なイギリス人に触れて、
帰りにパブでお祝いをして、
終りが少し、盛り上がった。