帰国してほとんど英語を使う事がなかったので、
もしかしたらもうすっかり忘れているんじゃないかと
危惧していたのですが、
本当に…
先日、京都の講座に行って必要に迫られて英語で話していた時、
実感しました。
これはまずい…
このまま文献が読めなくなるのは、とても困ります。
読んだ方がいい本、読みたい本が、本棚に山のようにあるし、
声の最新も英文で読めないとツライです。
そこで、日々15分ほどの本読みを始めました。
遅々として進みませんが、
あやふやになっていく単語と格闘しながら読んでいると、
内容がわかってきて、少し安心感も生まれてきました。
早速読み始めたのが、シシリーベリーが前書きを書いている
クラスメイトのリーのお薦めだった‘Voice in modern theatre’
というJacqueline Martinの本。
舞台での声についてギリシャ時代から現代まで西洋の俳優が
どう声を使ったかが書いてあるとても興味深い本です。
まだ、ギリシャ時代からローマ時代までしか進んでいませんが、
パラパラめくっていると、最近のセリフ廻しの話が出てきて、
文章の初めの言葉からしっかり音が聞こえるように(?!)
hの音を最初につけてセリフを言っていたという箇所を見つけました。
確かに!
年配の人がこういうセリフ廻しをしているのを聞いたことがあります。
やっぱり「舞台の声」も時代の流行というか、傾向があるんですね~
「日本では、3.11の後、
舞台でも癒される声が求められていると思う」
と、NYで出会った関東の女優さんに言われた事が
印象深く残っています。