2014年7月19日土曜日

サイイン&サイアウトの効果にびっくり

呼気エネルギーが声帯を振動させて音エネルギーに変わる…んですが、

この声帯での音源づくり「喉頭原音」が、どうも教えきれなくて

効果も成果も今ひとつ...ずっと課題でした。


と思っていたら、先日、元来声帯が弱いという方の個人セッションで、

はぁ~、こういうことかと、わかった事がありました。

 

この「サイイン&サイアウト」とは、そもそも、

NYのボイス実践者リンクレーターがよく使っていたエクササイズで、

ため息で呼吸をするという意味です。

実際には、腹部を弛緩したまま

横隔膜を動かして呼吸するのが目的で、

ため息で息を入れ、ため息で吐くェクササイズです。

 

弛緩した骨盤底筋までインパルスが落ちて、そこから出したいピッチまで

一気にジャンプ~!シーソーのような、反動を使う感じです。

そして、横隔膜に自分の顔があって、その口がにっこり笑って開くイメージで、

ぷくっと音が上がってくるようなため息が、口頭原音です。

勢いよくピッチを上げても、力を抜いて

声帯には優しく優しく呼気エネルギーを当てる。。。のが、狙い。

この一連の動作で、それぞれに力を使い方、方向性を意識して

正確なピッチを優しく当てる。。。「サイイン&アウト」の練習。。。

 

この練習の効果を速攻で初めてみたのが、先週のこと。感動しました。

彼女の声がとても柔らかくなったんです。

これによって、声帯へのアタック(=グロタルアタック)がなくなるんだと、

つくづく理解しました。

 

いいェクササイズだな~