2012年10月13日土曜日

やっぱり16人。


学校はまったく迷路のようで、食堂を通って狭い階段を登っていくと音韻学で使う部屋がある。何しろ日本人な私。10分、5分前集合は当然です。ドアの前で待っているとやってきた男性、一人。てっきりクラスのもう一人の、まだ私が知らない人だと思って、気軽に話しかけていたら、音韻学の先生のTimだった。ははは~。
例えば音韻学は、日本語であっても、声帯の軟骨の名前とか知らないのに、そんな専門用語を英語で覚えないといけない。2学期には、ネイティブでも大変な発音テストがある。でも、この勉強がしたかったんだよな~と、つくづく思う。ピッタリとくる、大変なのに。何というか幸せだな、この勉強ができてと思う。

改めて数えてみると、後からきたジェニファーとサラを入れて、16人いた。サラが二人いて、区別するために、サラUKとサラオーストラリアと、ちょっとふざけて皆が呼ぶ。去年は20人で、エミイはいろいろ大変だったと話していたが、このクラス、すごくいい感じだと思う。バランスとか、バックグランドのバリエーションとか…何しろ、出会う人に恵まれている私が言うから、間違いない。

ところで、卒論をこれまでに書いたことのある人は3人で、あとの人は皆はじめてらしい。今から来年の夏の心配で持ちきりのコース説明会となった。MAPHD(ドクター)の論文の違いは、MAは対話だと話すジェーンの話が印象的だった。自分の中にあるものが、何かに出会って、また出て行って、また次のものに出会って…と、それを書くんだと。そして、あんなにI(私)を使わずに書くアカデミックな文章の練習をしたのに、ここでは、Iを使って書けと言われる。何しろ、私が体験した事、得たことが、ここでの財産だから、と。成程。

月末に、サラUKが、フィアンセと学校の近所に引っ越してきたので、引越しパーティーに皆を呼んでくれた。