2012年1月25日水曜日

私の好きな詩人2-デニス・レバトフ

デニス(Denise Levertov)は、米国の女流詩人で 1923年10月24日、イギリスに生まれました。小さい頃から書くことが好きで5歳で作家になる決心をし12歳で書いた詩をT. S. エリオットに送ります。うれしいことに彼から2頁にもわたる励ましの手紙を受け取ります。17歳で詩集の自費出版をしますが、その後第二次世界大戦中は、ロンドンで一般市民の看護婦として奉仕しています。終戦後の1947年、アメリカの作家クッドマン氏と結婚して米国に移りますが、この結婚は破局に終わります。が、そのままNYに留まり、1955年に米国に帰化します。
1946年、初版本"The Double Image"が出版されてから、その後精力的に数々の詩集を出版します。デニスの詩のテーマは、反戦や反政府だったり、また信仰の詩も多いです。ブラックマウンテン派の影響も受けているよう。1982年から1993年までの11年間はスタンフォード大学で教えていました。
1997年12月20日、74歳で死去。

私は、どうもこういう芯のある凛とした人が好きです。
そして、彼女の英語は何しろわかりやすい~! 次回は、その一つの詩をご紹介します。