2015年1月23日金曜日

声と呼吸をつなぐ練習で励まされた事

実は、私の喉は、風邪を引いた時などは別にして、
頑丈にできているのか、めったに痛くなりません。
それは、ほら、ボイスの先生だからでしょ、
と言いたいのは山々ですが、単に繊細でない気がします。

過去、高音を頭で響かせて頭頂から前頭骨までもっていく練習を
しつこく面白がってしていた時のみ、
声枯れ(嗄声)よる声帯にタコのような結節ができそうになったくらいで、
ありがたい事に、ほとんど故障知らずです。

が、それはつまり、

ボイスのエクササイズがどれくらい有効に効くのかが、
自分の器官で実証できないとも言え、
実のところ、よくわかっていないんじゃないのかな~?!と
心配になる時もあります。おかしな悩みなんですが…
で、
またまた、そんな事をぼんやり考えていたら、
先日、励まされる瞬間に出会いました。
呼吸と声をつなげると、

どれだけ声が違うかという事を目の当たりにしました。
こういう時は、いつも受講生の方に励まされます。

その日は、声と呼吸がテーマでしたが、
どしても体感してもらう事ができません。

横になって弛緩しても声と呼吸が繋がらないのです。
そこで、呼吸時にずっと胸郭(=胸部の骨格です)に触れ、
動かし続けて、その動きに添って話してもらうと、
声と呼吸が、徐々にぴったりと会っていきました。

本人も、
今まで聞いたことのない自分の声だったと
えらく感心していましたが、
私もまた、このエクササイズは凄いな、と改めて思いました。