横浜駅から熱海行きの各停に乗って一時間ほど。
行きたいと思いながら,なかなか来られなかった根府川駅。
茨木のり子さんの詩の中で、私の大好きな詩ベスト3に入る‘根府川の海’に出てくる駅。
詩では、駅の向こうにまっ青な海が広がっているのですが、この日は春一番が
運んできた暴風雨。電車も運転を見合わせる天候でした。
駅の構内でぼんやり荒れた海を見ながら、静かに時が経つのが、
とても心地よく、懐かしい感じでした。
根府川の海
茨木のり子
根府川
東海道の小駅
赤いカンナの咲いている駅
たっぷり栄養のある
大きな花の向うに
いつもまっさおな海がひろがっていた
・・・
根府川駅
構内に茨木のり子さんの根府川の駅の抜粋がひっそりと掛かっていました
この日の海は灰色でした・・・