2015年4月5日日曜日

フェルナント・ホドラー展

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このホドラー展を昨年、東京上野の西洋美術館で観て、
あまりによかったので、
また、ぎりぎり終わる兵庫県立美術館へ観に行きました。
 
場所が違うことで、改めて気づいた事が、展示の仕方です。
神戸は、少々狭い空間だったようで、
無限へのまなざし」という油彩画の大作の写しが
(これは、チューリッヒ美術館の壁画に描かれているそうです)、
会場にはありませんでした。これが見たかったので、残念でした。
 
しかし、とにかくこのホドラー展から、
沢山のインスピレーションをもらいました。
特に、壁に書かれたホドラーの言葉や、
彼や彼の作品を知る人物たちの言葉がとてもよかったです。
 
私は、とくに色と線についてのコメントが印象に残りました。
 
(…)あらゆる巨匠たちは、形態をその周囲から明確に分離し、
輪郭のうちに線の美を探求するための共通の努力をおこなった。
彼らは、長い線と短い線を対照させ、人間の肉体の運動と比例を研究し、
そしてそのリズムを見出した。      -フェルナント・ホドラー
 
色彩は形態と結びつくことでより強く際立ち、
交替と反復から生じるリズムを規定する。 -フェルナント・ホドラー
 
 
 
ちょうどこれを見て帰ると、「老後はどこに住みたい?」という話になって、
ホドラーのように、アルプスの麓で、
レマン湖やトゥーン湖の向こうに大好きな山を見ながら暮らすのも
いいな~と思いました。
…ただし、冬は寒いし、雪もどっさり降る万年雪のモンブランを眺めながら、
ドイツ語もイタリア語もフランス語も話せない私は、
かなり孤独な気分だろう~と思いますが...笑